10/15にライブアルバム「KALEIDOSCOPIC」をリリースしたばかりのINO hidefumi。多彩なアレンジとライブならではのダイナミズムに溢れたライブアルバムとスタジオアルバムの違い、ライブの魅力等を伺った。『SYNCHRONICITY' 10 AUTUMN』を間近に控え、期待が高まるINO hifdefumiのインタビューをどうぞお楽しみ下さい!
くだらないユーモア的な軽さの部分と感動するような深さのバランスを考えてますが、オーディエンスが驚く顔を見るのが一番楽しみ。
-- リリースおめでとうございます!ライブアルバム「Kaleidoscopic」聴かせていただきました。ライブアルバムは、またアルバム制作とは違って生ならではの魅力、グルーヴに溢れていて本当に素敵な一枚です。特に、ライブに行くことの出来なかったファンにとって待望の一枚だと思うのですが、リリースに至ったきっかけは何でしょう?
過去にリリースしたアルバムは、ベースもドラムスも全部打ち込みでつくっていますが、ライブはそれを生音で再現しています。ライブでの音像やアレンジを作品として形にしたかったというのが一番の理由です。
-- 制作アルバムを聴くと「静的」なイメージを感じますが、ライブは変わって「動的」な魅力に溢れています。INOさんにとって、ライブとはどのようなものなのでしょうか?また、INOさんにとってのライブの魅力を教えて下さい。
アルバムは神経に触る感覚、ライブはより肉感的な表現によって作品とリスナ—が出会う空間藝術といった感じです。

-- アレンジが非常に多彩で、アルバム楽曲とはまた別の曲になっているような魅力さえ感じます。アルバムの制作からライブ用へアレンジを加える時に、こだわるポイントはどのようなところでしょう?
アルバムの楽曲をただ再現するだけではつまらないので、生音の持つ力強さや繊細さといったことにポイントを置いてアレンジや全体の構成を考えてます。くだらないユーモア的な軽さの部分と感動するような深さのバランスを考えてますが、オーディエンスが驚く顔を見るのが一番楽しみです。 |
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CDからダウンロードへと音楽のあり方も変化しているなか、レーベルやレコード会社のあり方も変化して当然ですよね。
-- ライブアルバム「Kaleidoscopic」の聴き所は?
この日のライブは全国ツアーのファイナル公演で、たくさんのオーディエンスが駆けつけてくれ、会場の熱気みたいなものが自分たちの演奏に拍車をかけている部分があります。会場にいる感覚で爆音で聴くとより一層楽しめるかもしれませんね。
--ブックレットがとても豪華で、このライブアルバムを手にしなければ伝わらない想いや魅力を感じます。ブックレットをつけるに至った経緯・理由や、思い等あればお願いします。
実は今回CDではなくて、書籍をリリースする予定でした。本にライブ盤が付属で付いているというものを考えていてボリュームもあって面白いものがほぼ完成していたんですが、いろいろ問題があってCDというフォーマットでのリリースになりました。
-- 変わった質問ですが、「1レーベル、1アーティスト」というレーベル運営は、インディペンデントなこだわりを感じる一方、インターネットが発達した現代にとってとても同時代的に感じます。「1レーベル、1アーティスト」というレーベル運営に、現代の音楽シーン、時代を意識しているところ等ありますか?あれば、どのようなところなのでしょう?
今でこそインディペンデントレーベルというとかっこいい聞こえ方がするけど、僕がレーベルを始めた頃は、まだそんな時代ではなかったですね。しかもアーティストは僕一人しか存在しない「1レーベル、1アーティスト」というちょっと変わったやり方。単純に自分が一番やりやすいスタンスをとっているだけで、時代を意識してということは無いです。CDからダウンロードへと音楽のあり方も変化しているなか、レーベルやレコード会社のあり方も変化して当然ですよね。
-- 11/14(SUN)『SYNCHRONICITY'10 AUTUMN』へ向けて、メッセージをお願いします。
シンクロニシティー、熱く盛り上げていく覚悟で御座います。楽しみにしています!

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