« Posts under グリーン電力

地域自立のための自然エネルギー

岡山在住の-kikyu-メンバー「井筒耕平」氏が東京に来るということで久々に会ってミーティング。
クリエイティヴ、彼の行っている地域おこし協力隊、自然エネルギーのこれからなどを話した。
僕等は何を話すのにも「持続可能性(サステナブル)」に繋がっていく。
「CREATION FOR THE FUTURE」をテーマに開催するSYNCHRONICITYももちろんそうだ。

そのミーティングで面白かったのは、彼がイメージする地域での自然エネルギーへの取り組みの話。
エネルギー供給では太陽光、風力、地熱が可能性があるけれど、地域の人が自立していくには、様々な人が関わることのできるバイオマス、小水力を進めていくことが大切だという。

確かに太陽光、風力、地熱は大規模な発電が可能でもあり、自然エネルギーの中では比較的大きなエネルギーを生み出すことができる。
しかしながら、それ単体で完結してしまいがちなところが長所であり短所でもある。

それに対してバイオマスや小水力は、組合や農家、林業や温泉施設、メーカーなど様々な関わりを生み出すことができる。
努力しているところも沢山あるけれど、地域はどうしても中央からの補助金などに依存しがちなところがある。
それに甘んじるのではなくて、地域主導で自然エネルギーを通して様々な関わりを生み出し、自立していくことが大切だという話をしていた。

地域の自立を目的として、自然エネルギーが一つの手段になる。
それはすごく面白く素敵な話で、自然エネルギーにも色んな形があるのだと思った。

再生可能エネルギーの普及・拡大を目的に、7月から「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が始まる。
まだまだ色んな問題があるが、その制度を通して新しい取り組みが色んな所から産まれていくことは間違いない。

グリーン電力とは…

先日、SYNCHRONICITYのサポーター(ボランティアスタッフ)説明会にて、
「グリーン電力とはどういうものですか? 」という質問がありました。

SYNCHRONICITYでは、グリーン電力にて会場の電力をまかなっているのですが、
その仕組みはまだまだ知られていないので、色んな方から質問をいただきます。
特に今は、原発問題が余談を許さない状況であり、関心もいっそう高まっています。
今回は、「グリーン電力で会場の電力をまかなうということ」について説明します。

まずグリーン電力とは、風力、太陽光、バイオマス(生物資源)、小水力の
環境への負荷を極力与えない自然エネルギーによって発電された電力のことを言います。
(ちなみに、ダム等の大規模な水力は環境への負荷が大きいため含まれず、グリーン電力で言う水力とは、
河川の水を貯めること無く、そのまま利用する発電方式の小水力のことを指します。)

また、よく質問されるのが、イベントでどうやって「グリーン電力で会場の電力をまかなうのか」ということ。
それは実際に太陽光や風力の発電装置を会場に設置して電力をまかなうのではなく、
遠方にある太陽光発電所や風力発電所などに委託会社を経て間接的に発電をお願いし、
主催者側でイベント相応分の電力を買い、それを電力会社に売電する仕組みのことを言います。
(ちなみに、グリーン電力による発電コスト、電力会社の電気代は全て主催者持ちとなります。)

ちょっと間接的なので複雑なお話となりますが、
そうして必要な電力をグリーン電力で発電することで、
化石燃料、原子力発電など環境負荷の高い電力をイベントで使用せずに行うことができます。

まだまだグリーン電力の普及は進んでいませんが、これからはもっともっと必要になってきます。
SYNCHRONICITYでは、私達が、そして、私達の次の世代が安心して過ごせるよう、
これからもグリーン電力への取り組みを行っていきます。

やっぱり、きれいな空気を思いっきり吸い、美しい海で泳ぎ周りたいじゃないですか。
皆がもっともっと幸せになれるきっかけがここにあると思ってます。