INTERVIEW

クレイジーな冬の野外フェス『豪雪JAM』とは?

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冬には2m~3mの積雪となり、特別豪雪地帯に指定されている新潟県十日町市。そんな冬の十日町で開催され、今年で10周年を迎えるフェスがある。その名も『豪雪JAM』。。。

 

個人的にも何度か遊びに行っているが、辺り一面銀世界に包まれる冬の野外フェスは見たことがない。そして過酷なイメージとは裏腹に、行ってみるとそのイメージとはかけ離れた開放的な楽しさがある。他では決して体験できないこのフェスならではの魅力があるのだ。

 

あまりの豪雪に中止になったこともある『豪雪JAM』。他に類を見ないオリジナリティに溢れるフェスを運営するには、相当の苦労と他で得れない魅力があるだろう。その『豪雪JAM』の魅力を実行委員長の酒井直亮に聞いてみた。


 

インタビュー・テキスト・編集:麻生潤

 


 

ステージも雪、会場も雪、一面銀世界の冬の野外フェス。節目の第10回です。皆さんに感謝の気持ちを込めてお迎えしたいと思います。

 

麻生:
豪雪JAMってどんなイベントですか?


酒井:
新潟県十日町市で行われるステージも雪、会場も雪、一面銀世界の冬の野外フェスです。

 

麻生:
僕も何度か遊びに行ってますが、気温は低いですが晴れてるとその寒さ以上に体の底から暖かさを感じられるフェスですよね。冬に野外フェスってなかなか考えつかない企画にびっくりなんですけど、なぜこの企画をやろうと思ったんでしょうか? 

 

酒井:
ここ十日町市は世界でも有数の、定住者がいる豪雪地帯なんです。こんなクレイジーですばらしい環境があるので、十日町市でやるフェスなら冬しかないと一発で決めました。


 

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麻生:
「十日町を新潟を全国に発信したい」という想いが詰まっていると聞きました。十日町ってどんな街なんでしょうか?

 

酒井:
豪雪地帯はもちろんなんですが、四季がはっきりしていて自慢の米、野菜、きのこ、豚肉、酒があります。 地元に誇りを持っている人がとても多いです。東京から電車で1時間50分で来れるのに、超陸の孤島感がたまらないですよ。最近では、大地の芸術祭が有名になり、シーズンには多くの方がいらっしゃいます。

 

麻生:
お米はもちろん、ご飯は本当に美味しいです!大地の芸術祭でもとても有名になりましたね。十日町、津南町と僕も今まで何度か行っているので本当によく分かります。豪雪JAMは今年で10周年を迎えるということですが、今までの面白いエピソードなどありますか?

 

酒井:
地元のおじさんとのこんなエピソードがありますね。

 

地元のおじさんと話をしながら

おじさん「あの会場でジャム作ったんだって?」

自分「そうです。雪まつりの最終日の一日だけですが」

おじさん「たった一日で作るの?すごいね」

自分「土曜日まで雪祭りで使われるので日曜日の朝からやるんですよ」

おじさん「たいしたもんだね、でもそれでお客さん来るの?」

自分「好きな人は来ますよ」

おじさん「ところで十日町のジャムって材料なんなん?」

自分「????、あっ~~違う違う、ジャムって食べ物でなくて音楽の!」

 

これがきっかけで今じゃお土産の定番の「ごはんのジャム、豪雪ジャムが生まれました」


 

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勘違いから生まれたご飯のジャム、豪雪ジャム


 

麻生:
あはは、面白いエピソードですね!音楽のジャムと食べ物のジャムで話がすれ違っているという笑。

 

酒井:
中身は地元の高長醸造の香味野菜味噌やにんにく味噌でとっても美味しいですよ!

 

麻生:
僕もいただきましたが、お土産にぴったりな美味しいジャムですよね。そして、面白いながら素敵なエピソード。ぜひこのジャムも豪雪JAMとともに楽しんでほしいですね。今年の豪雪JAMの見所はどういうところですか?

 

酒井:
全7組のノンストップのアーティストですね。音が止まらないのは初めてでとても楽しみにしています。あと、10回記念なんですが、先着500名様にオリジナルお猪口と地元5蔵元の試飲券あります!


 

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伝説のプロポーズも素敵なエピソード!


 

麻生:
おお、それは楽しみですね!先着特典、僕もゲットしたい!豪雪JAMは辺り一面真っ白な雪に包まれていて、他では得れない魅力や大変さもありますよね。このフェスならではの注意事項などはありますか?

 

酒井:
一面雪なので、防水の靴が必須ですね。晴れる事が多いんですが、快晴時は太陽の照り返しが強いのでサングラスや日焼け止めがあると良いですね。あと会場にはアルコール類の持ち込みは禁止とさせて頂いております。豪雪JAM実行委員会でドリンク屋をやっているんですが、ここでの売り上げを運営資金に回しています。大事な大事な運営資金なので、皆様にはご協力をお願いします。


 

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着物でおもてなしスナック不二子​


 

麻生:
なるほど、ドリンク売り上げが貴重な運営資金になっているんですね。また、防水の靴は本当に必須だと思います。あ、あと個人的には捻挫に注意です!雪の上を歩き慣れていないので、雪対応の靴を履いてても何度も捻挫しました笑。最後にご覧の皆さんに一言お願いします。

 

酒井:
節目の第10回です。皆さんに感謝の気持ちを込めてお迎えしたいと思います。いらっしゃる際は、十分気をつけてお越し下さい。

 

麻生:
ありがとうございました。今年も開催を楽しみにしています!

 

 

イベント詳細


 

名称:豪雪JAM 2017

開催日時:2017/2/19 (日) open 10:00 / close 17:00 ※雨雪天決行(詳細は公式サイトをご確認下さい。)

開催場所:十日町城ケ丘ピュアランド(新潟県十日町市)

料金:前売券 特典付き 先着500名 ¥4,000 当日券 ¥4,500 / 高校生以下60歳以上 無料 / 十日町市民、津南町民 ¥2,000(当日身分証明書提示)

お問い合わせ:info@gosetsujam.com

URL:http://www.gosetsujam.com/

 

出演アーティスト

・ SAIRU

・ SARATOGA

・ YOUR SONG IS GOOD

・ 児玉奈央 & Magical Echo Land

・ 三宅洋平

・ 大竹重寿 元晴 小泉P克人 小林洋太 中里たかし

・ 切腹ピストルズ

・ Gravityfree

 

◆主催

豪雪JAM実行委員会

 

 

豪雪JAM 2017 予告編映像

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INTERVIEW

『SYNCHRONICITY’18』出演オーディション突破アーティスト特集:「Opus Inn」インタビュー

Opus Inn

空間をデザインするかのような幻想的かつ色彩豊かなサウンドを放つOpus Inn。Vocal.堀内とGuitar.永田の2人で構成される彼らは、自分たちの存在を音楽プロジェクトであると話す。その真意とは一体何なのだろうか。楽曲の持つミステリアスな雰囲気。真っ直ぐな音楽への思いをVocal.堀内の言葉で語ってもらった。

 

 

インタビュー・テキスト:中村圭汰
編集:麻生潤

Supported by 基本 CMYK

 

 

 

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ー 出演決定おめでとうございます。多数の応募の中を勝ち抜いての出演となりますが、今の気持ちを率直に教えてください。

 

堀内:
まずはとても嬉しいです。感謝です。

 

ー 今回のオーディションで唯一、ユニットとして出演権を獲得した訳ですが、ユニットという形に対してこだわりみたいなものはありますか?

 

堀内:
Opus Innは、バンドとユニットの間、あるいは2人のプロジェクト的なものだと思っています。

 

ー 2人のプロジェクト。その部分についてもう少し詳しく教えてください。

 

堀内:
そこまで深い意味ではないんですが(笑)単純に僕らはいい音楽を作りたい。それだけなんです。で、そのいい音楽を作る為に、今の僕たちにとってはこの形だった。バンドという形にこだわりすぎてしまうと、どうしてもそのフォーマットに縛られて、自由度が奪われてしまうように思うんです。

 

 

ー ライブではシンセザイザーとベースがサポートとして加わり、4人体制で行っていると思いますが、これはあくまでもライブ仕様ということですか?

 

堀内:
そこにも特に縛られていないですね。ただ、ライブという観点で見ると、やっぱり生音の強さはあって。ボーカルとしても生音に乗せて歌う方が気持ちいいですからね。なので、今後はドラムも生音になるかもしれないし、パーカッションが入るかもしれない。そこは自由に、フレキシブルにやっていきたいなと思っています。とにかくいい音楽を作れれば、形式とか人数とかは気にしていないです。

 

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ー なるほど。プロデューサー的な視点も持っていて、いい音楽を作る為に何が必要か、それに必要なものが明確になってから、編成や人数を考えていくという。堀内さんの言うプロジェクト的なものという意味が分かってきた気がします。ちなみに今、お2人は遠距離状態で活動をしていると聞きしましたが、曲はどうやって作っているんですか?

 

堀内:
今はトラックをデータで送り合って作っています。

 

ー 今の時代を反映した作曲方法ですね。そんな制作活動はOpus Innの持つ先進性の源流も感じます。今回、シンクロニシティを応募するに至った経緯を教えてください。

 

堀内:
最初は、友人がこのオーディションの存在を教えてくれて。元々、シンクロニシティの存在は知っていたので是非出てみたいなと思い、応募しました。

 

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ー 過去に他のオーディションに応募したことはありますか?

 

堀内:
あまり多くはないですが、応募したことはあります。

 

ー 応募の決め手ってどういうところでしょうか?

 

堀内:
そうですね。まず第一に、沢山の人に観てもらえる場であるかどうかは重要です。まずは自分たちの音楽を聴いてほしい、そう思っています。ただ、その一方で、自分たちのカラーだったり、個性に合ったフェスに出たいという思いもあります。自分たちの軸としてぶらせないところもあるので。

 

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ー なるほど。その中で今回出演する『SYNCHRONICITY』は、Opus Innのカラーにぴったりだと思います。ジャンル的というより、いい音楽を届けたいという熱意を感じます。今回『SYNCHRONICITY』でリスナーとして気になるアーティスト、観てみたいアーティストがいたら教えてください。

 

堀内:
DMBQ、渋さ知らズオーケストラ、WONKは観たいですね。

 

ー Opus Innは、今回Gladのステージのトップバッターですね。何かイメージは有りますか?

 

堀内:
まずはトップバッターとして、いいスタートを切れるようにしたいですね。そして、もちろん僕らを初めて見る人にインパクトを与えたいなと思います。第一印象としてお客さんが忘れないようなライブに出来たらと思います。

 

ー それでは、最後にライブに向けて見所を教えてください。

 

曲の良さと音源とは違った生演奏としての僕らを見ていただけると嬉しいです。とても楽しみです!

 

 

Opus Inn プロフィール

Vocalの堀内美潮とGuitarの永田誠による音楽プロジェクト。共通のルーツである60年代からのR&B、Soul、Rock、AOR、また近年のR&B、Electronica、Hiphop等あらゆるジャンルを昇華させた楽曲が注目を集め始めている。2016年頃から2人でトラック制作を開始し、 2017年からSoundCloudにて楽曲を公開。サポートメンバーを含めた構成でのLive活動を行っている。2017年12月に1st EP『Time Gone By』をリリース。

Opus Inn

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