INTERVIEW

toconoma × Awesome City Club 座談会、2つのバンドをつなぐもの

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10/29(土)にtoconoma企画でAwesome City Clubとのツーマンイベントが開催される。開催が発表されるや否や話題となり、チケット発売後数日で完売。追加チケットも即日完売するなど、大きな注目を集めている。

 

異なるフィールドで活動し、着実にそれぞれの個性を確立してきた両バンド。編成や形態など多くの違いがあるが、雰囲気やバンドの持つカラーは驚くほど似ているところも多い。その通じる部分は、当日へのイベントの期待感という形ですでに証明されたと言っていい。

 

両バンドはこのインタビューで始めてこうして語り合う。肩の力を抜いて話を聞いていくと、2つのバンドをつなぐものが浮かび上がってきた。

 

 

インタビュー・テキスト・編集:麻生潤

 

 

Awesome City Club

マツザカタクミ(Bass/Synthesizer/Rap) / atagi (Vocal/Guitar)

 

toconoma

Ryutaro Nishikawa (Piano/Keyboard) / Kotaro Ishibashi (Guitar)

 

 

僕らは上を目指して行こうぜっていうよりも、緩く楽しくやっていければいいねっていう中でやってて、記念で作ってみようかってノリでアルバムを作ったんです。(Ryutaro)

 

麻生:

まずはチケットの完売おめでとうございます!対談前にチケットが完売してるなんておめでたいですね。でもお互いこうして話すのも初めてみたいだし、ゆるり座談会的なトークをしながらも、それぞれをつなぐものを見つけられたらと思います。よろしくお願いします!

 

一同:

よろしくお願いしまーす!

 

マツザカタクミ(以下、マツザカ):

toconomaさんって活動歴ってどれくらいなんですか?

 

Ryutaro Nishikawa(以下、Ryutaro):

アルバム出すまで3〜4年緩くやってて、、、。

 

Kotaro Ishibashi(以下、Kotaro):

いや、5年くらい緩くやってました笑。

 

Ryutaro:

え、5年もだっけ?笑。でも僕らは上を目指して行こうぜっていうよりも、緩く楽しくやっていければいいねっていう中でやってて、記念で作ってみようかってノリでアルバムを作ったんです。

 

atagi:

へ〜、僕初めてtoconomaって名前を聞いたのは3年前くらいで、BATICA(恵比寿のライブハウス)とかでやっていた頃に、よくその界隈で名前を聞いてましたね。

 

マツザカ:

僕も渋谷LUSHのブッキングの方に、Awesome City Clubっていうバンド始めたんですよね!って言ったら、toconomaとやったらいいじゃん!って言われたことがあるんですよね。

 

麻生:

え、それ目の前にいるから言ってる訳じゃなくて?笑。

 

一同:

爆笑。

 

atagi:

僕らがやってた界隈や出入りしていたところって近いと言えば近かったんですよね。BATICAも僕ら結構繋がり深い人も多くて、名前はよく聞いてたんです。

 

Ryutaro:

そうですね。僕らもBATICAやHOME、LUSH、PLUG、LOOPとか渋谷界隈は最初の頃よくやっていて、アルバム出してから色々行くようになったんですよね。

 

麻生:

ちなみに、僕がtoconomaと最初に出会ったのは、友達が新島に遊びに行こう!っていうプライベートイベントをやってて、その行きの船の中でRyutaroくんに話しかけられたんだよね。「僕、toconomaってバンドやってて、、、。」、「それ、変な名前だね!」とかって会話だったと思う笑。

 

Ryutaro:

そうそう、僕らがそのイベントに出演したとき!麻生さんはそのイベントに遊びに行ってるって感じでね。フェリーの中で酔っぱらって『SYNCHRONICITY』の麻生さんに絡むっていう出会い笑。すげー面白かったね。ま、toconomaって名前はふざけてるよね笑。

 

atagi:

どういうところからバンド名は来てるんですか?

 

Ryutaro:

バンド名の由来、、、。

 

Kotaro:

諸説あって誰も憶えてないんですよね。。。

 

Ryutaro:

そうそう、可愛いから?とか。自分たちの曲に四つ打ちが多かったから、4文字でとか。若干それはこじつけてる感じでもあるんですけどね笑。

 

アタギ:

最初はそういうところあるんですよね。

 

麻生:

Awesome City Clubも?

 

atagi:

僕らはガチガチに固めてますけどね笑。

 

マツザカ:

そうそう、僕らはすごい考えたんだよね笑。

 

atagi:

なんか好対照な感じですね笑。でもtoconomaって緩い感じがしますよね。

 

 

toconoma / relive MV

 

 

ライブをしていく中で、徐々に音楽性とか幅広くなっていったなって自覚があります。でもインディで続けていたら、また違う感じになっていたのかもしれない。(atagi)

 

麻生:

確かに好対照笑。toconomaとAwesome City Clubの出会いは?

 

Kotaro:

僕は以前から好きで、麻生さんの『SYNCHRONICITY』絡みのイベントでAwesome City Clubが出演したときに、toconomaのCDを渡したんです。

 

マツザカ:

そうそう、そのとき憶えてます。で、CDいただたときに、僕、toconoma知ってますよ!って話をして、そのとき意外に深い話まで行きましたよね。ちょっとここではしゃべれないような笑。

 

Ryutaro:

そうそう、そういう話したね!僕らも切羽詰まっている時期だったし笑。

 

麻生:

それ聞けないのは気になるね〜!笑。Awesome City Clubはいわゆるデビューするぞってときから知ってたんだけど、その頃と比べると随分変わりましたよね?

 

atagi:

そうですね。自分たちもすごい変わったなっていう印象がありますね。始めたときって尖ってたというか、純粋にかっこいいことだけを突き詰めるぞって思ってたんだけど、やればやる程色んなところにかっこいいものがあるなって思ったんです。実は、04 Limited Sazabysのライブを観て、マジすげーな!って思ったのは大きかったんですよね。

 

確かに自分たちもライブをしていく中で、徐々に音楽性とか幅広くなっていったなって自覚があります。でもインディで続けていたら、また違う感じになっていたのかもしれない。大分この2年の間でお客さんの層とかも変わった感じです。

 

麻生:

なるほど。僕も活動をずっと注目してるけれど、その洗練のされ方がすごいかっこいいなって思ってます。模索してる姿が何となく見えるっていうか、僕自身ももともとプレイヤーでもあるから色々想像しちゃうんです。すごい考えてるんだろうなって。でもそのコンポーザー的な役割を自分たちでもやってるんだろうし、すぐこうできるもんじゃないなって思った。

 

atagi:

ありがとうございます。toconomaの音楽もやってることは難しくても難しく聴かせない音楽って気がするんです。キャッチーみたいなのをすごい研究してる気がするんですよね。なんかそれって似たようなところをすごく感じるんですよね。

 

Ryutaro:

僕もそれはAwesome City Clubを聴いてて感じますね。オファーさせていただいたのも、キャッチーでお客さんの方を向いて色々考えてるんじゃないかなって思ったんですよね。僕らはインストなので、やっぱりメロディとビートで踊らせて、キャッチーなものをお客さんに届けることで何かを持って帰ってもらうっていうのは理想としてるんです。そういう理想があって、イベントとしてAwesome City Clubと一緒にやったら良い形になるんじゃないかって思ったんですよね。

 

 

Awesome City Club / Don’t Think, Feel (Music Video)

 

 

良く言えば個性的なんだけど、趣味はバラバラ。それが僕らの場合、人のキャラクター的な部分でよく出てるなっていう感じがありますね。(マツザカ)

 

マツザカ:

僕、今日Wikipediaみたんですけど、何か4人の個性がバラバラって書いてありましたね。

 

Ryutaro:

結構畑が違うんですよね。みんなそれぞれ誰かのコピーバンドで、そういうのを学生時代それぞれやっててっていう。

 

マツザカ:

もともと学生時代は友達だったんですか?

 

Ryutaro:

いや、全然。それこそ社会人になって、同じ会社じゃないんですけど、グループの会社で、何となく始めようかってなって。

 

マツザカ:

え、グループ会社で?

 

隆太郎:

そうそう、グループ会社で、もうあれよあれよって感じで笑。

 

atagi:

仕事の中で出会ってって感じなんですよね?

 

隆太郎:

そうそう、同期で。

 

Kotaro:

もうそれまでずっとね、それこそ、その前はHi-STANDARDのカバーをやったりしてたんですよ。BRAHMANとかもう超大好きで。

 

Ryutaro:

そうそう、僕もずーっとHi-STANDARDとかBRAHMANとかのコピーをやっててね。僕、今はキーボードですけど、中高ずっとギターをやってて、だからもうKotaroとずっと一緒な感じで、同じ世代同じような音楽を聴いてたんです。でも僕は大学に入ってどちらかというとジャズやスカ、レゲエなどいわゆるクラブ的な作り方がすごく好きになり聴くようになって。でもKotaroとかは、エレクトリックな感じとか、ベースの矢向はファンクによったりとか。みんなもう色んな方向性ですね。

 

atagi:

じゃ、出会ったときにはそういう音楽もかじった状態でっていう感じだったんですね。

 

Ryutaro:

そうそう、そんなある程度かじった感じだったんですよね。

 

マツザカ:

結構そういうのって、曲作るときに誰かがイニシアチブ取ることで変わったりするんですか?

 

隆太郎:

あんまりそういう感じではないかもしれないですね。それぞれのアプローチで持ち寄ってできたもので、かっこいいかっこわるいを判断して曲にしていこうっていう感じですね。

 

atagi:

雑にいうとジャムって組み立て組み立てっていう感じで?

 

Ryutaro:

そうですね。Awesome City Clubはどうですか?

 

マツザカ:

ここ(atagi)はもともと友達だったんだけど僕らも結構バラバラなところから始めて、こういうバンドやりたいって中で探して集まったという感じで、プロジェクト的だったんですよね。良く言えば個性的なんだけど、趣味はバラバラ。それが僕らの場合、人のキャラクター的な部分でよく出てるなっていう感じがありますね。

 

 

僕らは歌がないから、楽器で語るしかない。何も考えずにやると難しい方向についつい行きがちなんだけど、そこはいい意味で曲を簡単にする。グルーヴが出ることをすごく大切にしてますね。(Kotaro)

 

atagi:

曲づくりのときに一番何を大事にしてるんですか?

 

Ryutaro:

キャッチーであるっていうことと、踊れるっていうことかな。シンプルにしていかないとそれぞれのアプローチが狭まっちゃったりするから、それだけ決めて、あとはもう好きにやって、かっこいいかっこわるいを判断するって言う感じですね。

 

Kotaro:

僕らは歌がないから、楽器で語るしかない。何も考えずにやると難しい方向についつい行きがちなんだけど、そこはいい意味で曲を簡単にする。グルーヴが出ることをすごく大切にしてますね。

 

 

toconoma / Yellow Surf live MV

 

 

麻生:

なるほど。それはtoconomaの音楽を聴いてるとすごくよく分かるね。Awesome City Clubはどうなんだろう?

 

atagi:

実は近からず遠からずで、聴いてて気持ちいいっていうところは、曲作っててまず最初にあります。ただ、僕らの場合は歌があるので、それプラス言葉で何を伝えたいかっていうことが出てくるんですけど、ま、難しいよね。

 

マツザカ:

そうだね。一緒にスタジオ入って作るっていうより、最近僕らはまずデモを作って曲の歌詞をそれぞれで分けていくんですよね。そうすると、ゴールまでに一人が責任を負っている訳じゃなくて点在していくんです。だから、どこかで曲が良くないってケースが出てくると、その後、どこまで立ち返って、誰がどう責任取ってやるのかみたいなのが、結構めんどくさいというか、上手くいかない瞬間もあるんです。でも一人が最後まで作るとこうはなんなかっただろうなっていう不思議な仕上がりにもなったりするので、そこが面白いところだなって思う。

 

 

僕らはカリスマティックな4人じゃないんですよ。バンドの人ってかっこいいイメージがあって、一人すごく引き立つ人間がいたりっていうこともありますけど、僕らはそういう感じじゃなくて、緩い4人が緩くやってるんで緩く楽しんで下さいみたいな感じですね笑。(Ryutaro)

 

atagi:

toconomaはずっと歌はナシなんですか?インストバンドでも一つのフレーズを歌ったりとかよくありますよね。

 

Ryutaro:

ないっす。

 

一同:

爆笑。

 

atagi:

ないんだ?笑。

 

Ryutaro:

曲間のMCはありますけどね笑。

 

マツザカ:

MCのハードルめっちゃ上がりません?

 

Ryutaro:

めっちゃ高いっす笑。曲も肩肘張らない感じで作ってるし、そのキャラクターが出ればいいなって思ってて、MCとかも割と構えずにこんな感じで普通にやってる感じです。「飲んでます〜?」みたいな笑。本当にパフォーマーですよね?ってくらいフランクにやってます。

 

マツザカ:

普通のボーカルがいるバンドで言うフロントマン的な感じの人って決めるんですか?

 

Ryutaro:

一応ここの二人がしゃべる感じですよね。ベースとドラムにはマイク立てないんですよね笑。

 

麻生:

それはなんで?

 

Ryutaro:

シャイなんじゃないですか?

 

一同:

爆笑。

 

Kotaro:

一回何かのライブでマイク4人分立てて下さいって言ったのに、あの二人自分たちで片付けちゃうからね笑。

 

atagi:

MCって場の空気を一つにするためにすごくいい働きをするときもありますよね?

 

Ryutaro:

僕らはカリスマティックな4人じゃないんですよ。バンドの人ってかっこいいイメージがあって、一人すごく引き立つ人間がいたりっていうこともありますけど、僕らはそういう感じじゃなくて、緩い4人が緩くやってるんで緩く楽しんで下さいみたいな感じですね笑。

 

マツザカ:

僕らも全く同じ話をされるし、そういう自覚もありますね。カリスマ不在のバンドみたいな。

 

一同:

笑。

 

Kotaro:

でもあれじゃないですか?ボーカルのPORINさんなんかは、イケイケな感じじゃないんですか?

 

atagi:

イケイケだと思いますよ。ビジュアル担当ですもん笑。

 

 

すごく知恵を絞って考えた展開とかこのコード進行とかよりも、大きいことをバーンと言えちゃうその人の存在とかがやっぱり勝っちゃったりすることがあるなって思うし、そういうマンパワーみたいなものも実は自分たちは求めているところはありますね。(atagi)

 

Ryutaro:

僕ら男4人なんですけど、男女混合のバンドって、どんな感じなんですか?

 

マツザカ:

結構狙って入れてたんですよ。こういう可愛い子を二人入れたいみたいな。そういう感じで始めて、僕もatagiも女の子とやるの始めてだったんで、最初とかは喧嘩とかも全然しないし穏やかだなーみたいな感じだったんですけど、やっぱり切羽詰まってくるとそうじゃないときもある。でもそういうのって結局あんまり関係なくて、プロ意識があるかどうかが大切だなって感じますね。

 

麻生:

以前はatagiくんがリードボーカルをメインで務めてて、最初はあまり女性ボーカルという感じではなかったよね。何か時を追うごとに混声になってきて幅が広がってきたなっていうか、引き出しがすごい増えたというか。サウンドの変化もあるけど、ポイントをしっかり掴みつつ幅を広げているって感じがしたんですよね。それって相当難しいと思うんだけど、それがすごく面白いしできるなって思う。

 

マツザカ:

それは本当にPORINがいる一番の美味しいところかもしれない。彼女のビジュアルとキャラクターでもう少し間口が広がる瞬間や、かっこ良さや面白さの選択肢があるときに、PORINを押し出すといい方向に行ける瞬間が見えるみたいな。そういうのはすごくありますね。

 

atagi:

皮肉なもので、キャッチーっていうのがキーワードになってるっていうのと全く同じ話で、すごく知恵を絞って考えた展開とかこのコード進行とかよりも、大きいことをバーンと言えちゃうその人の存在とかがやっぱり勝っちゃったりすることがあるなって思うし、そういうマンパワーみたいなものも実は自分たちは求めているところはありますね。でもカリスマ不在っていうね笑。すげーめんどくさいんですよ笑。

 

一同:

爆笑。

 

atagi:

でもカリスマ不在の2バンドがチケット売り切れるっていいことじゃないですか!

 

 

Awesome City Club / 4月のマーチ (Music Video):

 

 

シンパシーを感じてくれてたってことですね。瓶ビール飛んできたりしないですよね?笑。(atagi)

 

麻生:

本当、素晴らしいことだと思う。今回はtoconomaからAwesome City Clubとツーマンで一緒にやりたいって話を相談されて、僕の方からオーサムにお声がけさせてもらったんだけど、キャッチーとかポップとか同じカラーはあれど、ファン層って結構違っててギリギリ被ってるって感じだと思うんですよ。toconomaがAwesome City Clubにオファーしたきっかけってどういうところだったんですか?

 

Ryutaro:

自分たちと色々違うところはあるんだけど、単純にかっこいいしキャッチー、何となく方向性が同じ方向に向いてるっていうか。。。

 

atagi:

シンパシーを感じてくれてたってことですね。瓶ビール飛んできたりしないですよね?笑。

 

Kotaro:

大丈夫です!笑。

 

Ryutaro:

でもね、はっきりしないことも多いけれど、反響がすごかったんですよね。

 

麻生:

それぞれどういうお客さん層なんだろう?

 

Ryutaro:

男性か女性かっていうと、女性の方が多いかな。フェスに出るようになってファミリーのお客さんも増えましたね。若い人も多いし、本当に幅広い。また、コピーをしてくれる人たちも多くて。

 

atagi:

それ超いいですよね。

 

隆太郎:

そうそう、すげーテンション上がるんすよ。僕らもこないだの『SYNCHRONICITY』でBRAHMAN観てて、憧れの人だ!っていうふうになるし、ま、僕らは憧れてるっていうのとは違うかもしれないんだけど、やっぱり少なからず自分たちの作った曲を真似てパフォーマンスをしようって言ってくれる人たちも結構いたりとかして。

 

atagi:

俺はそれはすごい理想型だなと思ってて。自分ももちろんそうだったし。そういうバンドばっかりだったらいいなってやっぱ思うんですよね。楽器始めてこの人たちみたいになりたいって思える存在って良くないですか?

 

Ryutaro:

本当そうですね。やってよかったなって思う瞬間ってたくさんあるけれど、そのうちの結構大きな部分締めますね。また、YouTubeにそんな動画とかアップされてたりするのを見ると嬉しいなって思う。

 

atagi:

俺もオーサムのコピーバンドってYouTubeに上がってるのって全部チェックしてますよ!こいつマジうめえなぁ〜!っていうのもあってね。

 

 

それぞれ異なりながらも共通のものがあって、とにかく会場全体がハッピーになるイベントになりそうな気がしてます。(Ryutaro)

 

麻生:

色んなお客さんが集まりそうで楽しみですね!それぞれどんなライブをイメージしてますか?

 

Ryutaro:

僕らはインストで、Awesome City Clubはメッセージ性を持ちつつ踊らせるっていうそれぞれ異なりながらも共通のものがあって、とにかく会場全体がハッピーになるイベントになりそうな気がしてます。また、そういうものを目指してますね!

 

atagi:

色んな人が観に来てくれると思うんですけど、僕らはイベントに読んでいただいた側なので、大船に乗らせてもらうっていう気持ちもありつつ、最終的に最初からドッカーンとお客さんに火をつけて、最後の最後でもうみんながバタってくるライブにしたいなって思ってます。イベントが終わったあとは、もう動きたくないって感じになったら最高ですね!

 

麻生:

それぞれのこれからの活動については?

 

Ryutaro:

僕らは今サードを作るために制作をしています。その中で思うことなんですが、海外の人に聞いてもらえる機会って増えてると思うので、自分たちが知らない土地、知らない人に音楽でストレートに届くメッセージをインストで届けたいです。また、自分たちのステージも上がってきた実感があるので、今のステージはもちろん、今より上のステージでライブをできるようしたいですね。

 

atagi:

サードアルバムも出てしばらく経ち、今また制作期間に入っているところです。そんな僕らの今の最大の目標は日本中を巻き込むような流行歌を作るということ。そしてまた、そんな野望、野心を常に絶やさずに持っていきたい。それだけです。

 

麻生:

10/29(土)のツーマン、一層楽しみになりましたね!ありがとうございました!!

 

一同:

ありがとうございました!!

 

 

flyer_toconoma_awesome_1500

 

イベント概要:
toconoma presents DAIKANYAMA 2MAN LIVE SHOW !!! 
"toconoma × Awesome City Club"
10月29日(土)@代官山UNIT
OPEN / START 16:00 / 17:00 
前売り ¥3,300+1D(※チケット完売)
 

出演:toconoma  / Awesome City Club

 

主催:巡音彩祭
協力:SYNCHRONICITY

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INTERVIEW

『SYNCHRONICITY’18』出演オーディション突破アーティスト特集:「Opus Inn」インタビュー

Opus Inn

空間をデザインするかのような幻想的かつ色彩豊かなサウンドを放つOpus Inn。Vocal.堀内とGuitar.永田の2人で構成される彼らは、自分たちの存在を音楽プロジェクトであると話す。その真意とは一体何なのだろうか。楽曲の持つミステリアスな雰囲気。真っ直ぐな音楽への思いをVocal.堀内の言葉で語ってもらった。

 

 

インタビュー・テキスト:中村圭汰
編集:麻生潤

Supported by 基本 CMYK

 

 

 

image1

 

ー 出演決定おめでとうございます。多数の応募の中を勝ち抜いての出演となりますが、今の気持ちを率直に教えてください。

 

堀内:
まずはとても嬉しいです。感謝です。

 

ー 今回のオーディションで唯一、ユニットとして出演権を獲得した訳ですが、ユニットという形に対してこだわりみたいなものはありますか?

 

堀内:
Opus Innは、バンドとユニットの間、あるいは2人のプロジェクト的なものだと思っています。

 

ー 2人のプロジェクト。その部分についてもう少し詳しく教えてください。

 

堀内:
そこまで深い意味ではないんですが(笑)単純に僕らはいい音楽を作りたい。それだけなんです。で、そのいい音楽を作る為に、今の僕たちにとってはこの形だった。バンドという形にこだわりすぎてしまうと、どうしてもそのフォーマットに縛られて、自由度が奪われてしまうように思うんです。

 

 

ー ライブではシンセザイザーとベースがサポートとして加わり、4人体制で行っていると思いますが、これはあくまでもライブ仕様ということですか?

 

堀内:
そこにも特に縛られていないですね。ただ、ライブという観点で見ると、やっぱり生音の強さはあって。ボーカルとしても生音に乗せて歌う方が気持ちいいですからね。なので、今後はドラムも生音になるかもしれないし、パーカッションが入るかもしれない。そこは自由に、フレキシブルにやっていきたいなと思っています。とにかくいい音楽を作れれば、形式とか人数とかは気にしていないです。

 

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ー なるほど。プロデューサー的な視点も持っていて、いい音楽を作る為に何が必要か、それに必要なものが明確になってから、編成や人数を考えていくという。堀内さんの言うプロジェクト的なものという意味が分かってきた気がします。ちなみに今、お2人は遠距離状態で活動をしていると聞きしましたが、曲はどうやって作っているんですか?

 

堀内:
今はトラックをデータで送り合って作っています。

 

ー 今の時代を反映した作曲方法ですね。そんな制作活動はOpus Innの持つ先進性の源流も感じます。今回、シンクロニシティを応募するに至った経緯を教えてください。

 

堀内:
最初は、友人がこのオーディションの存在を教えてくれて。元々、シンクロニシティの存在は知っていたので是非出てみたいなと思い、応募しました。

 

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ー 過去に他のオーディションに応募したことはありますか?

 

堀内:
あまり多くはないですが、応募したことはあります。

 

ー 応募の決め手ってどういうところでしょうか?

 

堀内:
そうですね。まず第一に、沢山の人に観てもらえる場であるかどうかは重要です。まずは自分たちの音楽を聴いてほしい、そう思っています。ただ、その一方で、自分たちのカラーだったり、個性に合ったフェスに出たいという思いもあります。自分たちの軸としてぶらせないところもあるので。

 

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ー なるほど。その中で今回出演する『SYNCHRONICITY』は、Opus Innのカラーにぴったりだと思います。ジャンル的というより、いい音楽を届けたいという熱意を感じます。今回『SYNCHRONICITY』でリスナーとして気になるアーティスト、観てみたいアーティストがいたら教えてください。

 

堀内:
DMBQ、渋さ知らズオーケストラ、WONKは観たいですね。

 

ー Opus Innは、今回Gladのステージのトップバッターですね。何かイメージは有りますか?

 

堀内:
まずはトップバッターとして、いいスタートを切れるようにしたいですね。そして、もちろん僕らを初めて見る人にインパクトを与えたいなと思います。第一印象としてお客さんが忘れないようなライブに出来たらと思います。

 

ー それでは、最後にライブに向けて見所を教えてください。

 

曲の良さと音源とは違った生演奏としての僕らを見ていただけると嬉しいです。とても楽しみです!

 

 

Opus Inn プロフィール

Vocalの堀内美潮とGuitarの永田誠による音楽プロジェクト。共通のルーツである60年代からのR&B、Soul、Rock、AOR、また近年のR&B、Electronica、Hiphop等あらゆるジャンルを昇華させた楽曲が注目を集め始めている。2016年頃から2人でトラック制作を開始し、 2017年からSoundCloudにて楽曲を公開。サポートメンバーを含めた構成でのLive活動を行っている。2017年12月に1st EP『Time Gone By』をリリース。

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