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【レポート】待たせたな! NICO Touches the Walls、7500人と“熱狂の渦”作り出した初の大阪城ホールワンマン

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最新シングル「ストラト」をリリースしたばかりのNICO Touches the Wallsが、5月6日に初の大阪・大阪城ホール単独公演「NICO Touches the Walls LIVE SPECIAL 2015“渦と渦〜西の渦〜”」を開催。7500人のオーディエンスを前に、2時間半にわたって熱演を繰り広げた。

 

この公演は昨年12月に行われる予定だったが、古村大介(G)が右手を骨折したことにより半年延期に。古村の復帰後、バンドは年初に3度目となる東京・日本武道館公演「渦と渦〜東の渦〜」を行い、6枚目となるアルバム「勇気も愛もないなんて」をリリース。さらにアルバムのレコ発ツアーと対バンツアー「ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ フェスト '16」を並行して実施し、アンサンブルやコーラスに磨きをかけ、満を持して大阪城ホールの大舞台に臨んだ。

 

待ち焦がれたファンの歓声が響く中、アニメーターの加藤隆による「渦と渦」をモチーフにしたファンタスティックなアニメが上映され、観客を「渦」の世界へ誘う形でライブがスタート。ステージを覆っていたフリンジ状の幕が上がるとメンバーが姿を見せ、勢いを付けるように「渦と渦」のイントロを豪快に鳴らす。そして光村龍哉(Vo, G)が「待たせたな大阪! 最高の1日にしようぜ!」と叫んだことを口火に、4人はオープニングナンバーの「天地ガエシ」を高らかに奏でた。


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ライブの本編は「渦と渦〜東の渦〜」でも披露された楽曲や、「エーキューライセンス」「ブギウギルティ」「TOKYO Dreamer」などアルバム「勇気も愛もないなんて」の収録曲を織り交ぜたセットリストで展開。完全復活を感じさせる古村の気合いの入ったギタープレイや堂に入ったコーラスはもちろん、個々のプレイも目立ち半年間での進化を観客に印象付けた。例えば「有言不実行成仏」では坂倉心悟(B)が太くうねるようなグルーヴを作り出し、「まっすぐなうた」や「ローハイド」では対馬祥太郎(Dr)が野性的なドラミングで会場を圧倒する。光村の歌声は楽曲ごとに変化し、NICO史上もっともストレートなラブバラード「ウソツキ」で切なく狂おしい感情をにじませたかと思えば、「ローハイド」や「夜の果て」といったロックチューンでは激情をほとばしらせる。4人はときに火花を散らすようにせめぎ合い、ときに息を合わせながら丁寧に音を重ね、この日のために選び抜いた曲たちを心を込めながらオーディエンスに届けた。「ここにいる全員の力を合わせて最高にデカイ渦を作りましょう!」という光村の言葉から導かれるように始まった「渦と渦」では、広い会場に熱狂の渦が生み出され、メンバーが去ったあとも激しい余韻が残り続けた。

 

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なおMCでは、大阪城ホールへの憧れ、大阪への熱い思いを何度も口にしたメンバーたち。アンコールのMCでは古村が公演を延期した際に不安を抱えていたこと、一方でファンの支えによってこの日を迎えられたことを明かし、「今日がきっかけになったらいいなと思って。これからもっと仲よくなっていこうね。みんなのことが大好きです」と素直な思いを口にしていた。

 

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アンコールを彩ったのは、NICO Touches the Wallsというバンドの不器用で愚直な性格とリンクする新曲「ストラト」、4人の絶妙な掛け合いが光る「お嬢さんとこいさん」のNICO流カバー、強烈な一体感を作り出すライブの定番曲「手をたたけ」。最後に光村の「何度でも帰ってきてやるぞ! また会いましょう!」という宣言が会場に大きく響き、半年越しで実現したNICO Touches the Walls初の大阪城ホール公演は幕を閉じた。

 

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セットリスト:
01. 天地ガエシ
02. エーキューライセンス
03. image training
04. 僕は30になるけれど
05. ブギウギルティ
06. 有言不実行成仏
07. THE BUNGY
08. ウソツキ
09. ローハイド
10. 行方
11. 夜の果て
12. TOKYO Dreamer
13. ニワカ雨ニモ負ケズ
14. まっすぐなうた
15. ホログラム
16. 渦と渦

 

<アンコール>
17. ストラト
18. お嬢さんとこいさん
19. 手をたたけ

 

写真:岡田貴之

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結成15周年のtoconoma、夢に描いた初の野音ワンマン開催

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結成15周年を迎えたtoconomaが、8月20日に東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)にて、ワンマンライブ「YAON-NOMA」を開催することとなった。

 

結成当時から日比谷公園大音楽堂でワンマンを行うことを夢に描いていたというtoconoma。念願のパフォーマンスを楽しみに待とう。なお、チケットぴあにて、6月18日23:59までチケットの先行予約を受付中。

 

『YAON-NOMA〜祝・日比谷野音100周年〜』
日時:2023年8月20日(日) OPEN 16:00 / START 17:00
会場:東京・日比谷公園大音楽堂
料金:ADV. ¥6,000 / DOOR 未定

 

・チケット
オフィシャルHP先行一次受付(ぴあ):5月26日(金)21:00〜6月18日(日)23:59

*全席指定
*小学生以上チケット必要、未就学児は席が必要な場合は要チケット。未就学児は保護者1名につき、1名同伴(膝上)可。
*雨天決行・荒天中止

主催:有限会社アーク/junonsaisai records
共催:日比谷野音 100 周年記念事業実行委員会
後援:J-WAVE
問合せ:HOT STUFF PROMOTION(050-5211-6077) SMASH(03-3444-6751)

 

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